思案するのってほどほどに
石原加受子さんの『他人に流されない人ほど上手くいく』
という本をなんとなく手に取り、
そのまま一年くらい放置してしまっていた。
最近、ちょっと気になりだして読みました。
この本はいわゆる自己啓発のもので、やっぱり心が不安定な時に手に取りやすい:)
いや~・・・なんとも自分に向けて言われている気がして
複雑だけど、納得する部分が多かった。
作者の対象としているのは「男性」なんだけど、
私もどっちかというと男勝りなところを自負しているので
あ~、そういう風に思ってる!そうなの!そこは直したいの!と、
文中の「男性」を自分に置き換えて読み進めてみました。
これを手にした時期、職場でトントンうまい具合に人生進めてる人間を見ていた。
こっちはいろいろ気を遣って(この考えがいけない??)、
いろいろ会社のことも考えて物事進めているのに、
どうしてあなたは自分の都合で動けるの?
なんで思ったようにいくと思っているの??
なぜいつも他人の意見にかぶせて逆の提案をして、その意見を押し付けるの?
(そして、知らぬ間に上司や一部の人間には「その人物が正しいことをする正しい人間」のように扱われていく)
会社の流れ(税金云々)を知っていて、職場環境を把握して(どういう立ち位置にいればその猿山で生き残れるか、みたいなやつ)、そういう畑に長年いらっしゃったというから、
んーと、この人勝ち?成功者?おまけに配偶者付き。
これがまさに他人に流されず我が道をいって上手くいくってこと?
そう思ったら、畑が違うとこにきたやつはすぐ召使い確定。
みんながみんな我が道行ったら崩壊しちゃうじゃない、と。
私の対策としては、価値観の違いと、性格の悪さに気づいて
あえて近づかないという作戦で私はその地獄を乗り切りました。
で、何よ、この本にはやっぱそういうこと書いてあるのかな・・・
あえて騒がず、でも出しゃばって他人のことは考えない女はうまくいくの?
って気持ちで読み進めた。
んー、半々かな・・・
本の対象は男性だから、私のケースにあてはめて考えられないことはわかってたけど
その「上手くいく人」ってのは、仕事もうまくいって恋愛もうまくいくらしいから、
あながちその女は、本の中の上手くいってる人物となり得るんだろうと。
でもね、性格悪いのは、だめーーー!きっとそこだ、私が僻むのは。
人のミスは上司のいるところでわざわざ指摘してくるし、
(え、さっきすんごい時間あったじゃん、なんで今?しかもこの時だけ声デカい)
逆に自分がミスったところを指摘されると顔色が急激に曇り、綺麗な顔が台無し。
(え、怖い、何様?)
私は大抵他人のミスを指摘する時は、上司がいない時を見計らっていましたがね...変な優しさっていうよりは、自分は他人にそうして欲しいアピール。。。だめかな。
さらに思い返せば声の端々にトゲがあって、まるで女王さまみたいだった。。。
妊娠中だったから??いやいや、あんただけだった。
あ、脱線しちゃった。
まぁこの本のいわんとしていることは(最後の方に書いてあるんだけどね)
「感情(~したい)」を大事にして、しっかりとした自分の「意志(私は~する)」を
持ち、そして物事に決断を下す、そういう人間は、流されないで上手くいっているよ~
ってこと。
感情をおさえこまないことこそ、何事も上手くいく、と。
え?とか思っちゃいますが、
つまり感情をおさえこんでいる人間は、ほんとうにやりたいことをできてないから
「上手くいかない…」といつも思って、そしてこれは他人のせいだと考える。
他人のせいでやりたいことができなくて、我慢してやりたくないことやってるのに
うまくいかないよ〜・・・と、どんどん負のスパイラルにはまる。
「そうしたい」と思っていても、それをすることで他人に迷惑をかけてしまうのでは・・・とか、自分がしたいことをすることによる結果とかを気にして、
そうなるならこうしたほうがいい、と「思考」でもって自分の行動を決めている、
「感情」をないがしろにして「思考」にふりまわされている!
だから貴方は上手くいかない!!!らしい。
ふぅ・・・I will do that ! I will do that ! I will ....!!!
ってか。汗出ますね。これが最初からできてたら
ここに長々とこんなこと書いてないってわけ。
引っ込み思案って言葉は、人生においてあんまりよろしくないね。
以上